重戦車一覧 German Heavy Tanks in 1-76,72

Rheinmetall Grosstraktor II  (DEN BELS MODELS 21 1/72)

 

戦間期に開発された重戦車です。秘匿名として重トラクター(Grosstraktor)が冠されています。3社の競作となりましたが、本車はラインメタル社が開発したII型です。2両製造され、ソ連国内の試験場で試験を受けた後、ドイツ国内に戻されました。量産は行われませんでしたが、下のNeubaufahrzeugにつながっていきます。キットはオランダのDBLS21のレジン製です。

Neubaufahrzeug No.1 (w/ Rheinmetall Turret),

1-72, Dragon

再武装宣言から間もない1934年にラインメタル社で製造された1号車です。砲塔の大型フレームアンテナが特徴的です。軟鉄製で実戦には出ていません。3.7cm砲と7.5cm砲を上下に連装しているのも個性的です。1号戦車の砲塔に似た銃塔も下の生産型とは形が異なります。1934年当時の迷彩であるErdgelb17、Braun18、Gruen28による吹付塗装を再現してみました。

 

Neubaufahrzeug No.3-5 (w/ Krupp Turret), 1-76, Cromwell  Models

 

重トラクターから発展したドイツの多砲塔戦車です。ベルサイユ条約対策なのか、「新造車両NbFz」は、何だかさっぱり分からない名称です。こちらはクルップ社による生産型(3~5号車)を再現したものです。このタイプは実戦にも投入されています。一見、とても強そうに見えますね。35(t)もそうなのですが、初期のメカニカルな車両は私のツボで、とても好きな車両です。 2012/5に若干の補正を加えました。

ポルシェタイプ101 ミリキャスト(1/76)

Porsche Type 101, 1-76, Milicast

 

タイガーⅠ型でヘンシェルと競合した、いわゆるポルシェタイガー(VK4501(P))です。技術的に冒険しすぎて問題が露呈、結局採用されなかったものの、見切りで生産準備されていた部品類からフェルディナントへとつながっていくのは有名な話ですね。工業製品としては失敗作ですが、なぜか好きな車両です。

ミリキャストの1/76です。

ポルシェタイプ101 ミリキャスト(1/76)

VK4501(P), 1-76, Milicast

 

ティーガーⅠの座をヘンシェル製と競って敗れた上記ポルシェティーガーですが、重駆逐戦車大隊で実戦投入されています。試作型の砲塔は、主砲の俯角をとるため、中央部のみ突起させていますが、こちらは量産タイプが装備されています。ミリキャストの1/76 です。2011/10若干の補強作業を行いました。

VK. 3001(H) , 1-72, Modell Trans

 

ティーガーIの前駆をなすヘンシェル社の試作車両です。後に独重戦車の特徴となるオーバーラップ式の転輪がここで登場します。1941年に3両が製造され、1台は最後まで各種装備のテストベッドとして利用されたようですが、2両は12.8㎝自走砲に改装され、実践に投入されました。砲塔はトーチカに転用されたようです。キットはModell Transのレジンで、Pzkpfw. VI Ausf. Aとして長砲身搭載型を選択することも出来ます。

ティーガーⅠ極初期型502重戦車大隊 ドラゴン(1/72)Vol.1

Tieger I initial production in s. Pz. Abt.502, 1-72, Dragon Vol.1

 

1942年のレニングラード戦域で第502戦車大隊に運用されたティーガーI型の極初期型です。砲塔両脇のゲペックカステンなど個性的なフォルムです。キットはミニスケでも活発に新製品をリリースしていた当時のドラゴン製インジェクションです。

ティーガーⅠ極初期型502重戦車大隊 ドラゴン(1/72)Vol.2

Tieger I initial production in s. Pz. Abt.502, 1-72, Dragon Vol.2

 

ティーガーの最初期の生産車両を受領した502重戦車大隊の1942年レニングラード戦線を再現したキットです。ゲペックカステンがIII号戦車のものだったり、転輪が一つ少ないなど幾つか外観上の特徴がありますが、この車両の最大の特徴は独特の冬季迷彩でしょう。キットはドラゴンのインジェクションです。

ティーガーⅠ極初期型 ミリキャスト(1/76)

Pzkpfw VI Tieger Ausf.E earliest Ver., 1-76, Milicast

 タイガー極初期型、ミリキャストの1/76です。諸説紛糾の第501重戦車大隊の142号車にしてみました。サイドイエロー、タンクグレー、グリーンと色々言われてますが、以前読んだ解説にあったグレーグリーン(RAL7027)説が納得的だったので、挑戦しています。「黄土色と緑色を混ぜたような」色彩ってこんな感じでしょうか。 2011年11月に若干の補正を行っています。

ティーガーⅠ初期型 Vol.1  (フジミ 1/76)

Tieger Ausf.E early production Vol.1, 1-76, FUJIMI

 

説明不要のドイツを代表する重戦車。これは、フジミ(旧日東)のキットで1990年代の出戻り初期の作品です。基本素組の私でも、さすがにこれは手を入れています。車体下部の増幅など結構手間をかけたところ、それなりの印象になったと思います。Panzergrauのティーガーは精悍ですね。

ティーガーI初期型ヴィットマン指揮車(Dragon 1/72)

Tieger Ausf. E eraly production Vol.2, Wittmann's Command Tiger, 1-72, Dragon

 

フジミ(日東)から年月を経て登場した今日水準のドラゴン製ティーガーIです。ミヒャエル・ヴィットマンが搭乗した指揮戦車を再現したモデルで、砲身のマーキングなどがデカールで見事に再現されています。あいにくフィギュアは付属していないので、それらしいものを援用しています。

ティーガーⅠ中期型 Vol. 1 ミリキャスト(1/76)

Pzkpfw. VI Tieger Ausf. E middle production Vol. 1, 1-76, Milicast

 

初期型から潜水能力やエアフィルターを省略し、生産の簡略化を進め、車長用のスリット付キューポラをペリスコープに置換するなどの改良を加えた中期生産型です。キットはミリキャストのBFシリーズから。砲身はアルミ製に置き換えています。精悍なイメージを持つ良いキットだと思います。

ティーガーI中期型 Vol.2(Dragon 1/72)

Pzkpfw. VI Tieger Ausf. E mid production Vol.2, 1-72, Dragon

 ティーガー中期化型の第2弾はドラゴン製のインジェクションです。ツィンメリットコーティングがモールドされている優れもので、同車の技術力の高さに驚かされた記憶があります。これで安定的に流通していれば、言うことないのですが。塗装パターンはバルト3国のクーアラント戦を選びました。この塗装は後期型のイメージが強いですが、中期型も似合いますね。

ティーガーⅠ後期型 Vol.1(ミリキャスト1/76)

Pzkpfw VI Tiger Ausf.E late production, Vol.1, 1-76, Milicast 

 

現在であればフジミが来るのが鉄板ですが、これは、フジミの超絶キットが発売されるはるか以前に作成したミリキャスト1/76です。発売された1996年頃には大変興奮したものですが、フジミがリーズナブルな価格で入手できる現在では、ちょっと居場所が厳しいかも知れません。いずれ、フジミのストックも登場してもらう予定です。 2012/2若干の補正を施しました。

ティーガーI後期型 Vol. 2(ドラゴン 1/72)

Pzkpfw. VI Tieger Ausf. E late production, Vol.2, 1-72, Dragon

 

1944年2月以降に生産されたのが後期型です。鋼製転輪への変更が目を引きますが、砲塔上面の装甲厚の増加など、様々な改良が施されています。キットはドラゴンのインジェクションで、ノルマンディー戦の個性的なパターンを選びました。最大でも登録台数が600台強とはいえ、そのインパクトは屈指の車両です。

 

ティーガーⅡ ヘンシェル Vol. 1(フジミ1/76)

Pzkpfw Tieger II Henschel Production

Vol. 1,  1-76,  FUJIMI

 

これも解説不要のKonigstiegerです。迫力がありますね。キットはフジミ(旧日東)です。多くの方が指摘されているように、このキット、全体に寸詰まり感が・・・。いずれ、砲塔をフジミオリジナルに置換したものにもトライしたいと思っています。 イメージはブダペスト戦です。 2011/12に若干の補正を施しています。

ティーガーIIヘンシェル Vol.2 (ドラゴン 1/72)

Pzkpfw. Tiger II Henschel Production Vol.2, 1-72, Dragon

 

キングタイガーといえば、アルディンヌ戦。ということでSS第501重戦車大隊第3中隊所属車両です。ドラゴンのインジェクションです。白眉は、付属する(というか実際にはこちらがメインの位置づけですが)降下猟兵のフィギュアです。キットのコンセプトをそのまま再現してみましたが、実に絵になるキットです。ドラゴンには是非この水準でコンスタントに製品を開発して頂きたいと思います。

ティーガーⅡポルシェ砲塔 Vol. 1

フジミ(1/76)

Pzkpfw. Tieger II w/Porsche Turret Vol. 1,  1-76,  FUJIMI

 

ヘンシェルタイプの次は、当然ポルシェタイプです。スタイルの良い戦車ですね。重戦車はあまり思い入れがないのですが、これは素直にかっこいいと思います。これを作った当時は、ツェンメリットにも慣れておらず、見苦しい点はご容赦のほどを。2012/1に若干補正して展示を更新しています。

ティーガーII ポルシェ砲塔 Vol.2 (Dragon 1/72)

Pzkpfw. Tieger II w/ Porsche Turret Vol. 2,

1-72, Dragon

 

ティーガーIIは、ヘンシェルとポルシェの競作となり、前者に軍配が上がりましたが、生産開始までの時間を節約するために砲塔については先行していたポルシェのものが搭載されました。初期の50台だけの暫定措置でした。キットはドラゴンの比較的初期のインジェクションです。

マウス クロムウェル(1/76)

Maus 1-76, Cromwell 

 

超重戦車のマウスです。ポルシェ博士の狂気の産物とか言われていますが、戦況厳しいなか、こんな試作まで作ってしまう工業力ってすごいなと思います。キットは今はなきクロムウェルの1/76。E-100とのセットで限定販売されていた時代に購入したものです。まだ、バトルフィールドシリーズ(一体成型)の導入前でしたので、製作には結構苦労した記憶があります。 2012/1に若干の補正を施しました。

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