突撃砲一覧 German Assault Guns, Sturmgeschütz in 1-76,72

III号突撃砲Oシリーズ(IBG-Models 1/72)

Stug III O-Serie, 1-72, IBG Models

 

1935年に突撃砲コンセプトの採用が決定されたのを受けて、最初に開発された試作車両がOシリーズです。1937年にアルケット社によりIII号B型をベースに5両製造されました。低初速のクルップ製Stuk37/L24 75mm砲を搭載し、上部構造は軟鉄製だったようです。ここから合計1万両以上が生産されたStugシリーズが始まったエポックメーキングな車両です。

 

III号突撃砲A型 ミニスケールファクトリー(1/76)

Stug III Ausf. A, 1-76, Miniscale Factory

 

III号突撃砲の最初の量産型です。歩兵直協のための装甲化された火砲という独特のコンセプトを体現した個性的なフォルムは実に魅力的です。キットは今はなきミニスケールファクトリーの1/76。このメーカーのクオリティには本当に感心させられます。640突撃砲中隊の所属車両が再現されています。いずれベースを作ってジオラマ化したいところです。

III号突撃砲B型(Dragon 1/72)

Stug III Ausf. B. 1-72, Dragon

 

A型に続き、1940年6月から41年3月まで320両生産されたのがB型です。変速機が変更された他、上部転輪の位置が変更されるなどしていますが、外観はA型と大差ありません。短砲身のIII突では最もメジャーな存在といえるでしょう。キットはドラゴンのインジェクションです。全体的にあっさりした作りなうえ、足回りが一体成型で自由度が乏しいです。

III号突撃砲C/D型(ドラゴン 1/72)

Stug III Ausf. C/D, 1-72, Dragon

 

B型までの弱点であった照準器用の開口部を廃止するなどの改良型がC/D型です。合計200両ほど製造されました。キットは、活動を再開したドラゴンの近作です。以前のディテール追求路線が変更されたようで、極めてシンプルな作りになっています。評価は分かれると思いますが、いずれにしてもこのタイプをカバーしてくれる貴重なキットです。

III号突撃砲C/D型7.5cm48口径長砲身 MMS(1/76)

Stug III Ausf. C/D w/7.5cm Stuk40/L48

 

戦争末期にC/D型にザウコプフ付7.5cm砲を搭載した現地改修車両です。Königsbergでの写真が有名です。こうしたワンオフ車両もMMSがキット化(限定版ですが)してくれています。ホワイトメタルの重量感は同社ならではですね。塗装は諸説ありますが、冬季迷彩がはげた状態にしてあります。

III号突撃砲E型 ミリキャスト(1/76)

Stug III Ausf. E,  1-76,  Milicast

 

Ⅲ突が本来の突撃砲、つまり歩兵支援戦車であった短砲身タイプの最後です。どうやらE型は指揮車両としての役割を想定していたようで、無線機の増設によりD型までとは左右の張り出しが異なります。Ⅲ突は短砲身が似合いますね。キットはミリキャストの1/76です。古いキットで、当時の同社はレジンがもろく、欠損も多かったので製作には苦労しました。2014/3に改修を施しました。

III号突撃砲 F型 ミリキャスト(1/76)  Sturmgeschűtz III Ausf. F, 1-76, Milicast Vol.1

 大昔に購入したミリキャスト1/76を引っ張り出して作ってみたものです。F8型でなぜかシングルバッフルのL/43がセットされていた変り種です。今のカタログには掲載されていません。単孔タイプなら普通はF型ですので、本キットもF8からFに変更してあります。結構な大作業になってしまいました。細かいことは気にしないで昔のMilicastの雰囲気が伝わればと思います。2014/3に改修しました。

III号突撃砲F型 ミリキャスト(1/76)

Sturmgeschütz III Ausf. F, 1-76, Milicast  Vol.2 current master

 

同じミリキャストのStug.III Fですが、上記が10年以上前の古い原型なのに対して、2014年現在流通している現在の原型(BFシリーズ)です。比べてみると差は歴然で、この間の同社のレベルアップがよく分かる素材だと思います。こちらはダブルバッフルに置き換え、塗装もdunkelgelbベースにすることで差別化を図ってみました。

III号突撃砲 F/8型 ミリキャスト(1/76)

Sturmgeschűtz III Ausf. F/8, 1-76, Milicast

 

F型の改良型として、最終型であるG型への橋渡し役を担ったF/8型です。名称の由来は、ベースとなる車台が8/ZW型に変更されたことです。キットはミリキャストのBFシリーズ。上のEやF初代のような苦労はしなくて済みます。今回は前から再現したかった1943年イタリア戦線で訓練中の写真が知られているERIKAを再現してみました。独特の迷彩が特徴です。

III号突撃砲 火炎放射戦車(Modelltrans +  Dragon 1/72)

Stug III F8 Flammpanzer, 1-72, Modelltrans +Dragon

 

1943年に10両程度製造された車両です。主砲の代わりに火炎放射装置を装備しました。試作に留まったようで、後に再び突撃砲に改修されたといわれています。ドラゴンのインジェクションにModelltransのコンバージョンキットを組み合わせています。

33B型突撃砲 ミリキャスト(1/76)

Sturminfanteriegeschuetz 33B, 1-76, Milicast

 

1941年から42年にかけて24両が製造された歩兵支援車両です。市街戦時の建物や堅牢な陣地の攻撃支援用に15cm突撃歩兵砲を搭載。アルケット社によってStug.IIIのEとF8から改装されました。ブルムベアの前身といったところでしょうか。キットはミリキャストの1/76。一体成型が進んだBFシリーズとは異なる旧世代のものでしたが、好感のもてるキットです。

III号突撃砲 G型 ミリキャスト(1/76)
Sturmgeschuetz III Ausf.G, 1-76, Milicast
 

 

同じくミリキャストのⅢ突G型。ミニスケだと再現に悩む複雑なツィンメリットが施されている好キットです。シュルツェンだけ追加してあります。ベースとなったⅢ号戦車の力なのでしょうが、非常にバランスのよいスタイルをしていてます。この車両の人気が高いのも頷けますね。

III号突撃砲G型 最終生産型 ミリキャスト(1/76)

Sturmgeschuetz III Ausf. G Final Prod., 1-76, Milicast

 

Ⅲ突Gの最終生産型です。ザウコプフとリモート式機銃が特徴ですが、このタイプはやはりアンブッシュ迷彩が似合うように思います。キットは古いミリキャスト。シュルツェンを追加してあります。

III号突撃砲G型10.5cm 後期型 ミリキャスト(1/76)

Sturmgeschuetz III Ausf. G 10.5cm late production, 1-76, Milicast

 

もともと歩兵直協のため開発された突撃砲も、徐々に対戦車車両にシフトしていきました。その一方で歩兵支援火力の重要性はいささかも薄れておらず、このために10.5cm榴弾砲を搭載したタイプが開発されました。キットはミリキャストのBFシリーズです。後部に荷を雑多に搭載している状態を再現してみました。

III号突撃砲G型10.5cm 最終生産型 ミリキャスト(1/76)

Sturmgeschetz III Ausf.G 10.5cm Final Prod., 1-76, Milicast

 

Ⅲ突の榴弾砲タイプ。大きなマズルブレーキが有名ですが、私はそれをはずした最終生産型の方に魅力を感じます。キットはミリキャストのバトルフィールドシリーズ。このシュルツェンも一体成形ですが、よく抜けていて感心します。

Ersatz M7, Stug III 'US Army' Ardenneoffensive (Dragon + MR Modes 1/72)

 

ドイツ軍西部戦線の最後の反攻であるアルデンヌ戦で米軍の後方かく乱を狙って投入された、スコルツェニー傘下の第150戦車旅団の車両です。M10を模したパンターと共に有名ですが、これはStug III G型を改造してM7を模したと言われています。パンターの方はまだしも、こちらは似ても似つかない改造です。実際には米軍後方への浸透に失敗しているので、この偽装がどこまで有効だったのかは不明です。

IV号突撃砲 ミリキャスト(1/76)

Sturmgeschütz IV early production, 1-76, Milicast

 

III号突撃砲をそのままIV号戦車の車台に搭載したのが本車です。サイズが合わない部分を装甲板でカバーするなど、急ごしらえながら、なかなか恰好良い車両だと思います。キットは、ミリキャストのBFシリーズでシュルツェン付です。IV突でシュルツェンというと、私のイメージは房状迷彩なので、前期型ではありますが、これを採用しています。

 

IV号突撃砲後期型 Vol.1(Milicast 1/76)

Sturmgeschütz IV late production, Vol.1, 1-76, Milicast 

 

Ⅲ突の工場が爆撃を受けたあおりで、急遽ストップギャップとして登場したⅣ突。Ⅳ号戦車がまだまだ必要とされた時期に、果たしてこの車両の存在はどうだったのでしょうか。キットはミリキャストの1/76です。シュルツェンの基部を追加しています。2011年4月時点で若干手直しを加えました。 砲身をアベールの金属製に置換し、フィギュアを追加した程度ですが、雰囲気が随分良くなりました。

IV号突撃砲後期型 Vol.2 (Dragon 1/72)

Sturmgeschütz IV late production Vol.2, 1-72, Dragon

 

1943年11月にStug IIIの生産を担当していたアルケット社の工場が爆撃を受けてことへの対応として、IV号戦車を生産していたKrupp社が急遽生産することになったのがStug IVです。IV号のバリエーションとしては既に駆逐戦車Jagdpanzer IVの計画が存在していましたが、これを待たずに本車が生産されたあたり、突撃砲のニーズの大きさがうかがえます。キットはドラゴンのインジェクションです。

 

シュトゥルムティーガー  ミリキャスト(1/76)

Sturmtieger, 1-76, Milicast

 

 

本来、海軍の兵器だった突撃臼砲RM61を搭載した本車はかなりインパクトのある外観です。キットはミリキャストの1/76。アンブッシュ迷彩で末期のイメージを狙っています。 ブルムベアの兄貴分みたいなイメージですね。

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