対空戦車一覧 German Anti-Aircraft Tanks in 1-76,72

Ⅰ号対空戦車 ミリキャスト(1/76)

Flakpanzer Ⅰ Ausf.A,  1-76,  Milicast

 

ドイツ初の対空戦車です。まだ航空優位かつ戦車生産が最優先された時期であり、B型すら回ってこず、A型を利用して製造されました。それにしても小さいですね。移動中の写真をみても、窮屈そうですし、これで真冬に戦わされた兵士には同情を禁じえません。キットはミリキャスト1/76。20ミリはブラス製に交換してあります。2014年7月に若干の補正を行いました。

38(t)自走対空砲 クロムウェル(1/76)

Flakpanzer 38(t) , 1-76, Cromwell

 

初の本格的な対空自走砲といえば、たぶんこれになるのでしょう。ノルマンディ線での写真等がよく知られています。その中でも印象的な迷彩を選択しました。キットは、クロムウェルの1/76です。他には、MMSにもよいキットがあります。

Pzkpfw.38(t) Ausf. K w/ 3cm Sf, 1-72, Attack

 

1944年の1~5月にBMM社で生産されたGrilleのK型に航空機用の3cm機関砲MK103を搭載したタイプです。1945年5月5日に始まったプラハ蜂起の写真が残っており、蜂起軍側の改造車両という説がありましたが、現在ではドイツ軍車輛だったことが判明しています。キットはAttackのインジェクション。素組のまま長らく放置していましたが、2023年5月に若干の補正を加えています。

偵察戦車38(2cm)(Milicast 1/76)

Aufklärungspanzer 38(2cm), 1-76, Milicast

 

1944年にクンマースドルフで試験されたヘッツアー車台利用の偵察車両の一つです(Flak-38搭載の563号車)。試作車の写真がありますので、少なくとも1両は製造されたようです。キットはミリキャストの1/76です。今回は単色で使い込んだイメージに挑戦してみました。

Flakpanzer T-34(r) ARMO+DRAGON (1/72)

 

変わった装備で知られる第653重戦車駆逐大隊(S.Pz.Abt.653)が装備していた変種です。鹵獲したT-34にFlak Vierlingを搭載した即席改造車両ですが、独特の魅力があります。さて、本キットはARMOの改造キットですが、砲塔がWirbelwindのような形状で実物と似ても似つかない代物でしたので、自作せざるを得ませんでした。ガレキの場合、時々こんなことが起きます。

メーベルワーゲン(試作型) ミリキャスト(1/76)  

Möbelwagen (prototype) , 1-76, Milicast

 

20mm4連装を搭載した試作型。ヒトラーの逆鱗に触れたというのは有名なエピソードですね。ミリキャストの1/76です。20mmはブラス製に置き換えてあります。1/72の充実が著しいですが、対空戦車はまだ1/76の方が選択肢が多いような気もします。 それにしても、四方の装甲版を上げ下ろしするのは大変そうです。

メーベルワーゲン前期型 ミリキャスト(1/76)

Möbelwagen early production, 1-76, Milicast

 

1944年3月から45年3月まで240両生産された事実上の主力対空戦車です。前期型は、可倒式の装甲板が2枚合わせになっている点が特徴です。この車両は装甲板の立て方で外観が随分変わります。このスタイルが一番「家具運搬車」のイメージに近いですね。

メーベルワーゲン  後期型 ミリキャスト(1/76)

Möbelwagen,  1-76, Milicast 

 

ミリキャスト製1/76。37ミリはアルミ製で置き換えています。個人的には、メーベルはこのアングルが一番好きです。後期型は、可倒式の装甲版が30mmの一枚板になっている点が前期型との外見上の最大の違いです。アーネム(アルンヘム)に投入されたSS師団の車両をイメージしています。

ヴィルベルヴィント (Miicast 1/76)

Wirbelwind, 1-76,  Milicast

 

旋風。ドイツ語でも発音が難しい単語ですが、カタカナ表記も大変ですね。これもミリキャスト製の1/76です。長らく放置状態でしたが、久しぶりに手を入れました。砲塔の溶接跡が大げさになってしまいましたが、概ねイメージに近い改修が出来ました。フィギュアを乗せてみましたが、手狭であったことがよく分かります。

オストヴィント (Milicast  1/76)

Ostwind, 1-76, Milicast 

 

東風。中世の鎧をまとった重騎兵のようなイメージがあり、対空戦車のなかでは一番好きな車両です。これもミリキャスト1/76製です。同社のカタログからは長らく消えていましたが、10年以上前に復活したのを機に入手したものです。再販版は砲塔内部のディテールも修正されているようです。37mm砲をアルミ製に置換しています。

Flakpanzer III Ostwind (Revell 1/72)

 

戦況が悪化し、制空権を失ったドイツ軍は、様々な対空戦車を開発し、戦闘機からの攻撃に備えました。戦車部隊の上空を守る装備として上記のIV号戦車の系列が配備されたのは、IV号が主力戦車である以上、合理的でした。他方、その恩恵を享受できなかったのがStugIIIを主力とする突撃砲部隊です。本社はそのニーズを満たすべく、OstwindのシステムをIII号戦車の車台に搭載したものです。十分な数が配備されないまま終戦を迎えました。

クーゲルブリッツ   レベル+ヤダル(1/72)

Kugelblitz, 1-72, Jadar + Revell 

 

球雷。回転式の密閉砲塔からの命名なのでしょうか?こちらは、残念ながら1/76でまともなキットが入手できないため(廃業した米国のVac-U-castにはラインアップされていたけど・・・)、1/72です。驚嘆のレベルⅣ号J型にポーランドのJadar社製改造パーツを組み合わせています。どちらもとても良いキットです。

クーゲルブリッツ38D KORA(1/72)

Flakpanzer 38D Kugelblitz , 1-72, KORA 

 

これは本来、架空戦車の方に載せるべきコンテンツですね。38tの後継である38D(もはやチェコ製ではなく、ドイツ製ということ)の派生として計画された車台にクーゲルブリッツ砲塔を搭載したもの。こちらは、チェコのKORA社製キットで1/72。作ってみて分かったことですが、38Dは意外に大きいです。 2011/8一部手を入れました。

Flakpanzer 341 with 2cm Flakvierling, 1-72, Dragon

 

パンターの車台に2cmVierlingを内蔵した密閉砲塔を搭載するという計画車両です。多分ペーパープランと思われますが、こちらに展示します。Vierlingを載せるならIV号戦車で十分なはずですので、不思議な発想です。キットはドラゴンのインジェクションです。独特の冬季迷彩で料理してみました。

ケーリアン クロムウェル(1/76)

Coelian, 1-76,  Cromwell 

 

パンター車台を用いた対空戦車。こちらも計画車両で、モックアップ止まりだったので、どちらの載せようかと思いましたが、対空戦車ということでこちらに。クロムウェルの1/76です。オリジナルキットは普通の転輪だったのですが、イメージ優先で同社のF型に付属していた鋼製転輪と交換してあります。2012 年1月に若干の補正を行っています。

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