ハーフトラック一覧 German Half-Track

Sdkfz. 10 1tハーフトラック(MMS 1/76)

Sdkfz. 10, 1-76, MMS

 

ドイツ軍が採用したハーフトラックの最も小型版です。3.7cm砲や5cm砲の牽引や兵員輸送が主たる役割ですが、記録写真では7.5cm砲を引っ張っているものも散見されます。この車両から発展したSdkfz.250も含めてバリエーションも豊富で各戦線で重用されました。キットはMMSのメタル製です。ミニスケールで1tハーフを作るなら、間違いなく一番のお勧めです。

Sdkfz.10 1tハーフPak38搭載型 ミリキャスト(1/76)

Armourd Sdkfz.10 SP w/ 5cm Pak38, 1-76, Milicast

1トンハーフにPak38 50mm砲を搭載した車両です。おそらく現地改修車なのでしょう。特殊車両番号(Sdkfz)は与えられていませんが、色々なタイプの写真が確認できるので、複数台存在したようです。キットはミリキャストの1/76。これも大昔に作って放置していたものを、MMSの出来のいいPak38に置換してリメイクしたものです。

 

Sdkfz. 10/4 Flak30搭載 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 10/4 w/ 2cm Flak 30, 1-76, Milicast

 

1トンハーフに2cm対空砲Flak30を搭載した自走対空車両です。大戦初期に多くの戦果を挙げたとされています。Flak38を搭載した改良型(Sdkfz.10/5)の方が一般的かも知れませんが、個人的にはこちらの方に魅力を感じます。キットはミリキャスト1/76。恐らく同社の中でも繊細さでは1,2を争う出来だと思います。いずれ雪中の情景にする予定です。

Sdkfz. 10/5 Flak38搭載(ミリキャスト 1/76)

Sdkfz. 10/5 w/2cm Flak 38, 1-76, Miliast

 

Sdkfz. 10/4の改良型です。搭載砲がFlak38になっただけですが、最大発射速度450発/分など機関砲の性能が大幅にアップしたため、戦闘車両としての能力は大きく向上しています。キットは上記同様ミリキャストのレジン。10/4のPanzergrauと対比させるため、こちらはWaffen SS仕様の3色迷彩としてみました。

Sdkfz. 250/1 Alt  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 250/1 Alt, 1-76, Milicast

 

Sdkfz. 10 通称1tハーフの車台を流用して開発された軽装甲兵員輸送車です。バリエーションの多いドイツを代表する装甲ハーフトラックです。タミヤのグライフなんて懐かしいですね。これはミリキャストの1/76。BFシリーズ以前の製品なので、3タイプを選んで作るものでしたが、オーソドックスに1型にしてあります(最近原型が更新されたようです)。2012/7若干の補正を施しました。

Sdkfz. 250/1 Neu ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 250/1 Neu, 1-76, Milicast

 

Sdkfz. 250の生産簡素化を図った改良版ノイです。確かにアルテの複雑な構造と比べると、シンプルな形状になっており生産性は随分と改善したものと思われます。キットはミリキャストの1/76。これも上のAlte同様、長らく引き出しの肥やしになっていたものを引っ張りだしたものです。マニアックな魅力がありますね。

Sdkfz.252 装甲弾薬運搬車 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 252, 1-76, MIlicast

 

Sdkfz250のバリエーションのなかでもメジャーな弾薬運搬車。軽量化のために車体後部を大きく斜めに削ぎ落としている形状が特徴です。この車は、やはりⅢ突とのセットが良いですね。いずれディオラマ化したいと思います。

Sdkfz.253観測車 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 253, 1-76, Milicasr

 

同じくSdkfz.250Alteのバリエーション。東部戦線で撮影されたクライスト将軍零下の第11機構師団第1砲兵大隊の車両が有名で、これを再現してみました。Fug15とFug16無線機を装備し、車体上面を装甲板でカバーしています。キットはミリキャストの旧作。フィギュアは例によってプライザー改造です。

 

Sdkfz. 250/7 w/ 8cm 重迫撃砲 sGrW34  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 250/7 w/8cm Mortar sGrW34, 1-76, Milicast

 

Sd.Kfz.250に8cm重迫撃砲を搭載したタイプです。重迫撃砲を自走化させた草分け的な存在といえましょうか。また、この砲は車外利用も可能なように、基礎プレートを車体後部に取り付けてありました。興味深いヴァリエーションです。キットはミリキャストの1/76で、これも当館の他のAlte系と同様に相当古いもの。

Sdkfz 250/8 Neu w/ 75mm L/24 SP ミリキャスト(1/76)

Sdkfz 250/8 Neu w/ 75mm L/24 SP, 1-76, Milicast

 

Sdkfz250新型(Neu)のバリエーションです。汎用性の高い7.5cm L/24砲を搭載した支援車両。キットはミリキャストの1/76。それにしても、251に比べて窮屈そうです。使い勝手もあまり良くなかったのではないでしょうか。

Sdkfz. 250/9 Alte, 1-76, MMS

 

Sdkfz. 222の砲塔を搭載したバリエーションです。応急措置にも関わらず、サイズもぴったりでバランスの良い車両です。キットはMMSのホワイトメタル製。2cm KwK38をアフターパーツに置き換えるなど手を入れています。1943年にバルカンで撮影されたDunkelgrauにDunkelgelbをオーバースプレーしたタイプを選びました。なお、本キットについては、師匠サイトに詳細な製作記事があります。 

Sdkfz 250/9 Neu w/ 2cm Hangelafette Turret  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz 250/9 Neu w/ cm Hangelafette Turret, 1-76, Milicast

 

同様に250ノイのバリエーションです。Alteに比べてシンプルな構造になった分、面白みが少ないのですが、このタイプはなぜか好きです。キットはミリキャストの1/76。BFシリーズなので、ほとんど組み立てる手間なしでした。 2012/2に若干の補正を加えています。

Sdkfz. 250/10 Alte w/ 3.7cm Pak36  Milicast (1/76)

 

1tハーフトラックをベースに開発されたSdkfz.250のバリエーションの一つで、3.7㎝砲を搭載したタイプです。同種のコンセプトは中型のSdkfz.251にもありますが、そちらの防盾はオリジナルのままなのに対し、小型の本車は低いタイプのものに置き換えられています。キットはミリキャストのBF。残念ながら防盾が再現されていないため追加してみました。

 

 

Sdkfz. 250/11 Alte w/2.8cm sPzB41 (Modelltrans 1/72)

 

Sdkfz.250/10に代わり、偵察部隊の小隊長車として開発されたのが11型です。2.8cm口径漸減砲sPzB41を搭載していました。いわゆるゲルリッヒ口径漸減砲で、3.7cmPak36の2倍の装甲貫通力を持っていたようです。ただ、希少資源であるタングステンがボトルネックとなり、Sdkfz. 250/8に代替されていきました。

Sdkfz 251/1 Ausf. B  Matchbox (1/76)

 

ドイツを代表する兵員装甲輸送車Sdkfz.251の初期モデルB型です。生産されたのは1940年1年間だけだったそうで、数はC型、D型に比べて相当少ないようです。キットは古参マッチボックスの1/76インジェクション。成形色にはギョッとさせられますが、良いキットです。今はレベルから再販されていますね。兵員を満載した姿を再現してみました。

Sdkfz. 251/1 Ausf. C Rivetted Version (Dragon 1/72)

 

Sdkfz.11、通称3tハーフをベースに開発された

装甲車のSdffz.251シリーズの中でも最もポピュラーな1台です。リベット止めされた初期型と溶接の後期型に大別されますが、キットは前者を再現した優れものです。独特の迷彩パターンが印象的な1台です。

Sdkfz. 251/4 Ausf. A (First to Fight 1/72)

 

Sdkfz.251/4は、歩兵砲leIG18の牽引と弾薬輸送を担う砲牽引バリエーションです。外観上の特徴は、戦闘室前面の機銃架がないことでしょう。後にSdkfz.251/9が当車の役割を代替することになり、通常の砲牽引車として使用されることになりました。前期型のみのバリエーションでD型ベースは存在しません。キットはFTFのインジェクションのA型です。これをカバーしてくるとは驚きです。

 

Sdkfz. 251/6 Ausf. A (FIRST TO FIGHT 1/72)

 

上級士官用の指揮指令車です。251/3と同様、Fu.11とFu.Tr.無線機を搭載する他、有名なエニグマ暗号解読機も搭載しています。大戦初期にグデーリアン将軍の乗車でした。大半がA型ベースで生産されたようです。キットはポーランドのFIRST TO FIGHTのインジェクションです。ミニスケ界でフレームアンテナ搭載のSdkfz.251は貴重な存在です。

Sdkfz 251/7 C型  突撃工兵車 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz 251/7 C, 1-76, Milicast

 

Sdkfz.251の車体側面に突撃橋を装備した7型です。ちょっとメリハリが効いたバリエーションですね。

sPzB41、いわゆるゲルリッヒ口径漸減砲を搭載したタイプです。現在、暫定乗員1名のみですが、そのうち工兵を満載したいと思っています。ミリキャストの1/76です。

Sdkfz. 251/7 Ausf. C w/ Pak36 (Dragon + MK 1/72)

 

装甲工兵車であるSdkfz. 251/7にPak36を搭載したバリエーションです。Pak36は、新型の防盾タイプで車高を抑えています。この車両は各種の工兵機材を搭載し、単独で前線での工兵作業を担ったそうですので、装甲車両に対応する武装が必要だったのでしょう。キットはドラゴンの251/7のインジェクションに、MK社制のPak36を組み合わせてみました。

 

Sdkfz. 251/8 Ambuance Ausf. C (ITALERI 1/72)

 

Sdkfz.251をベースに開発された装甲救急車が本車です。着座であれば負傷兵10名を収容できるほか、2段式の担架を左右に展開することで最大4名を寝かせることが出来る構造になっていました。Sdkfz.251の各タイプで製造されましたが、これはC型ベースを再現したイタレリ(旧エッシー)のインジェクションです。特徴ある車内も再現されています。

Sdkfz. 251/9 C型 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz.251/10 Ausf. C, 1-76-, Milicast

 

Sdkfz.251に7.5㎝ KwK37を搭載し、偵察部隊の火力支援を任務とする車両です。搭載砲はIV号戦車の初期タイプと同じです。1943年の東部戦線の写真から確認できる塗装タイプを選択してみました。キットはミリキャストのBFシリーズです。D型ベースとはまた違った魅力があります。

Sdkfz. 251/10 C型(ドラゴン 1/72)

Sdkfz. 251/10 Ausf. C, 1-72, Dragon

 

Sdkfz.251にPak36を搭載したバリエーションです。小隊長が搭乗して支援にあたるという役回りだったようです。防盾はその後小型のものに変更されていきますが、キットはオリジナルの大型防盾をそのまま搭載したタイプです。個人的に大変好きな車両です。2023年12月に初代のミリキャストからドラゴン製にリニューアルしました。

Sdkfz. 251/16 C型(レベル 1/72)

Sdkfz. 251/16 Ausf. C (Revell 1/72)

 

Sdkfz. 251の火炎放射タイプです。1.4cm火炎放射機FmW41を2基搭載しています。2秒間の火炎発射を80回可能な700リットルの燃料が搭載されていました。射手は頭からすっぽり被る耐熱服にゴーグル姿でかなり異形です。200両余りがC型、D型をベースに製造されました。キットはレベルのインジェクションです。

 

Sdkfz. 251/17 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 251/17, 1-76, Milicast

 Sdkfz.251C型にFlak38を搭載した高射砲部隊向けの対空車両です。Flak用にクリアランスを得るため側面装甲板を張り出させたデザインを採用し、全周旋回を可能にしているため独特のフォルムを備えています。この車両は初期型に分類されますが、続く中期型以降は車台が非装甲の3tハーフからの派生型となるので、厳密にいえば孤立したタイプといえます。キットはミリキャストのBFで砲身のみアルミ製に置き換えています。

Sdkfz. 251/1 Ausf. D, 1-76, Milicast

 

Sdkfz. 251/1の後期型です。構造がシンプルになり、生産性の改善が図られていることが分かります。キットはミリキャストの1/76。これも随分古いものですが、最近やっとフィギュアの配置に成功して、めでたくupとなりました。

Sdkfz. 251/2 Ausf. D, 1-72, Dragon 

in celebration of 60000 hits

 

Sdkfz. 251の数あるバリエーションの中でも最もインパクトがあるのが、ロケットランチャー搭載型だと思います。正式な呼称だったのか分かりませんが、タミヤMMが付したグランドスツーカという名はぴったりですね。さて、キットはドラゴンのインジェクションです。エッチングでフレームを再現している優れものです。インジェクションならではのアイテムだと思います。

Sdkfz.251/9 D型 初期型  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz.251/9 Ausf. D early production., 1-76, Milicast

 

偵察部隊の火力支援用に開発されたSdkfz.251のバリエーションの初期型です。キットはミリキャストの1/76。同社からはほとんど全バリエーションがリリースされていますね。 今般、カモフラージュと兵員を追加して若干アップグレードしました。

Sdkfz. 251/9 D型 後期型 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz 251/9 Ausf. D late production, 1-76, Milicast

 

Sdkfz.251/9の後期型です。初期型では無線手席の上部に設置されていた7.5cm KwK37が中央部に移動しています。キットは定番のミリキャストです。後期型ということでグリーンを多めにした塗装にしてみました。

Sdkfz. 251/10 Ausf. D (Dragon 1/72)

 

Sdkfz. 251に37mm Pak36を搭載した小隊長車両である10型は、Sdkfz. 251の各バリエーションで製造されたようです。これはD型バージョンです。B型やC型のパンツァーグレーのイメージが強い車両ですが、D型なのでdunkelgelbベースになります。キットは定番ドラゴンのインジェクションで、安心して組み立てることが出来ます。

Sdkfz. 251 Ausf. D mit 2cm Flak38 (Dragon + Modelltrans Modellbau)

 

Sdkfz. 251 Dの戦闘室を拡幅してFlak38を搭載したバリエーションです。Sdkfz.251/17のような制式車両ではなく、現地改造のワンオフのように見えます。キットはドラゴンのインジェクションにModelltransの改造キットを組み合わせたものです。スペース的には取り回しに苦労しそうですが、Flakを自走化させる効果は大きかったのでしょう。

Sdkfz. 251/22 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 251/22, 1-76, Milicast

 

戦争末期に登場した対戦車自走砲タイプです。7.5cmPAKの搭載には、明らかに無理がありそうですが、見た目のインパクトはSdkfz.251シリーズの中でも相当強烈です。昔から気にはなっていたのですが、このたびようやく展示に加わりました。キットはミリキャストの1/76。手元の資料で、Pak40の塗装が異なるものがあり、いかにも急場しのぎ感があったので、参考にしてみました。 

Sdkfz. 251/23 Ausf. D  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 251/23 Ausf. D w/ 20mm Hangelafette Turret, 1-76, Milicast

 

Sdkfz. 251 D型のマイナーバリエーションである23型です。Sdkfz.250/9よりは使い勝手がよさそうに思えますが、どうなのでしょう。キットはミリキャスト1/76。次の24も同様ですが、一昔前に同社が細かいバリエーション展開に走った時代に入手したものです。2012/2に改修を行いました。

Sdkfz. 251/24 R35砲塔  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 251/24 w/ R35 Turret, 1-76, Milicast

 

更にマイナーなR35砲塔搭載のSP型です。フランス戦で鹵獲したルノー戦車の砲塔を流用したタイプですが、歩兵支援車両としては意味があったのでしょうか。何にせよ、ハーフトラックやソフトスキンはフィギュアと組み合わせた方が映えますよね。ということで、申し訳程度に1体だけ乗せています。

Sdkfz.6 7.62cm砲搭載型(ディアナ) ミリキャスト(1/76)

Sdkfz.6 w/ 7.62cm SP Diana, 1-76, Milicast

 

1941年に9両ほど生産(改造)された5トンハーフトラックの自走砲です。アフリカ戦線で大活躍したと伝えられていますが、確かに主砲はマーダーⅢと同じです。即席感が漂う構造ですが、個性的なフォルムを持った車両です。キットはミリキャストの1/76。 この種の車両では致し方ないのですが、荷台部分などのキャストがヘロヘロで形にするには若干手間がかかります。今回若干補正しました(2011/7)。

8トンハーフトラック  ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 7, 1-76, Milicast 

 

最も有名なハーフトラックですね。大昔MMのモーターライズを作ったこともあります。当時の付属フィギュアは全部同じ形で変化をつけるのに苦労したものです。で、今回はミリキャストの1/76。せっかくなので、プライザーのキットを使って、乗員も乗せてみました。2013/6に若干の補正を施しています。

8トンハーフ Flakvierling搭載型 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz.7/1 unarmoured Halftrack 2cm Flakvierling, 1-76, Milicast 

 

せっかくなので、バリエーションも、と思って作成したのが、4連装搭載のSdkfz7/1です。同じくミリキャストの1/76。20mmはアルミ製に置換してあります。塗装は3色迷彩と悩んだのですが、この車両のイメージがどうしてもPanzergrau(たぶん、MMの影響)なので、そちらにしました。 精悍な印象です。2022/12に若干補正を行いました。

8トンハーフ Flak 36搭載型 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 7/2 armoured Halftrack with 3.7cm Flak 36, 1-76, Milicast

 

8トンハーフにより強力なFlak36を搭載したバリエーションです。性能は下のFlak43の方が上ですが、見栄えはこちらの方が精悍な印象です。キットはミリキャストのBFシリーズ。木製キャビンの簡易生産タイプを再現してみました。

8トンハーフ Flak43搭載型 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 7/2 armoured Halftrack 3.7cm Flak 43, 1-76, Milicast

 

8トンハーフの装甲キャビンタイプです。非装甲タイプに比べて、乗員の安全度は飛躍的に高まったことでしょう。搭載砲は、3.7cmでも後期型のFlak43。メーベルワーゲン量産型と同じものです。スタイル的にはFlak36の方が映える気もします。キットは上記と同様ミリキャストの1/76レジンです。

Sdkfz. 8 gepanzert (United Fun Hobbymodellbau 1/72)

 

Sdkfz.8は、別名12t重牽引車(Schwerer Zugkraftwagen 12t)が示す通り、21cm Mrs18重榴弾砲など大型砲を牽引するために開発されたハーフトラックです。1934年から生産され、総生産台数は4000両強です。本車は、その装甲タイプで8.8cmFlak部隊で運用されました。上記のSdkfz.7の装甲タイプとは異なり、Sdkfz.251を彷彿させる精悍な装甲車両に仕上がっています。キットは独ハーメルンのUnited Fan社のレジンです。

 

18t牽引車 ミリキャスト(1/76)

Sdkfz. 9, 1-76, Milicast

 

FAMO社により開発された最大級のハーフトラックです。18tの牽引力を活かして重車両の回収や大型トレーラーの牽引に使用されました。2000両以上生産されています。キットはミリキャストのレジンです。 ミニスケとはいえ、結構存在感のある大きさです。コート姿の乗員で構成してみました。迷彩仕様としましたが、panzergrauも捨てがたいですね。

3t 牽引車 Esci(1/72)
Sdkfz. 11, 1-72, Esci

 

1937年から生産が始まり、44年までに7021両生産された3tハーフです。Sdkfz. 251のベース車両になったので知名度のある方でしょう。III号戦車に比肩する大型の車両です。キットは昔なつかしいEsci製を採用してみました。古いながら、特徴を捉えた好キットです。北アフリカを疾走する有名な写真をモチーフにしています。 

3t 牽引車最終生産型(Modelltrans 1/72)

Sdkfz. 11 final production, 1-72, Modelltrans

 

1934年に開発が始まり、1937年に生産型が完成、Sdkfz.11の特殊車両番号が付与された本車は、ハノマーク、ボルグヴァルトなど複数の企業の手により1944年まで生産が続けられました。資材不足への対応、生産効率の向上などの観点から、簡素化が図られたのが、この最終生産型です。Modelltransのレジンキャストです。

Armoured Sdkfz. 11/1 with 2cm Flak 38, 1-76, Milicast

 

Sdkfz. 251/17の後継モデルです。装甲車両にFlakを搭載した17とは異なり、中期型以降は、Sdkfz11(3tハーフトラック)という非装甲車両の派生形となります。生産性を考えれば至極もっともな選択と思われます。この車両は、部分的に走行を施したタイプです。直線的に構成されており、17よりもスペースに余裕があり、取り回しは良かったのではないでしょうか。キットはミリキャストの新作です。

Panzer-Selbstfahrlafette II Hornisse, 1-72, Blitz Workshop

 

1936年に対戦車用ハーフトラックとしてBüssing-NAG社が開発を受注した車両です。1941年に試作2両が完成し、アフリカ戦線に送られましたが、量産はされませんでした。キットはBlitz Workshopのガレキです。4枚に下して組み直すなど、大手術をして何とか形にしました。難物です。 

オペル マウルティアー Milicast(1/76)

Opel Maultier, 1-76, Milicast

 

代表的なオペルの汎用トラックをハーフトラック化した車両です。4000両ほど生産されたそうで、ハーフトラックの代名詞みたいな存在です。下記の自走ロケット砲のベースにも利用されています。キットはミリキャストの1/76です。細吹きの三色迷彩にしていたのですが、しっくりこないため2012/5に若干手を加え更新しました。

オペル マウルティア Vol.2 (Roden 1/72)

Opel Maultier Vol.2 (Roden 1/72)

 

東部戦線の悪路対策として、トラックに低コストの無限軌道を搭載した簡易ハーフトラックの総称がマウルティア(ラバ)です。各社のトラックをベースに製造されており、Opelの3tトラックをベースとする本車は、4000両ほど生産されたようです。簡易装軌システムは、ガーデンロイドやI号戦車の足回りがベースのようでよく似ています。キットはローデンのインジェクションです。

Sdkfz.4/1 Vol. 1(クロムウェル1/76)

Sdkfz. 4/1 Panzerwerfer 42 Vol. 1, 1-76, Cromwell Models 

オペルマウルティアーをベースにした自走ロケット砲です。第22ロケット砲中隊を中心に写真も比較的多く残っており、メジャーな車両です。15cmロケット砲は有用だったようで、このタイプは、下段にあるsWSなどにも引き継がれています。キットはクロムウェルの1/76です。冬季迷彩、3色も似合う車両なので、色々なバリエーションが楽しめそうです。 2012/4に若干の補正を施しました。

Sdkfz. 4/1 Vo. 2 (Roden 1/72) 

Sdkfz. 4/1 Panzerwerfer 42 Vo. 2, 1-72, Roden

 

本車はランチャーに装填した10発に加えて、車内に10発を収納していましたが、2回分の全射で使い切ってしまうことから、専用の運搬車(ランチャーを外した車両)が随伴していました。こちらはRoden版です。社内の収納部など、内部が映えるこの種の車両は、やはりインジェクションに利があります。今回は冬季迷彩にしてみました。

V3000S/SS Maultier w/ Flak 38 (IBG 1/72)

 

ケルンのドイツフォードでは1931年から商用車の生産を行っており、1941年の対米宣戦布告の影響も受けませんでした。同社が1941年に開発した3トントラックV3000Sをベースにハーフトラック化したのが当車です。半無限軌道化したことで積載能力は2トンに減少したようですが、実用的で高く評価されました。キットは、運用の一環としてFlak38を搭載したタイプを再現したIBGのインジェクションです。

Mercedes L4500A Maultier w/ 37mm Flak 36, 1-76, Milicast

 

メルセデスの大型トラックL4500のハーフトラック版に37mm Flak36を搭載したタイプです。中戦車並みの大きさがあり、Flak36を搭載しても荷台に余裕があるなど、存在感のある車両です。キットはミリキャストのレジンで、繊細なハーフトラックの特徴をよく捉えている名作です。本サイトでFlak36搭載車両の第1号です。

 

Schwerer Wehrmachtschlepper (sWS) Cargo Halftrack (Caesar Miniatures 1/72)

 

1942年にSdkfz. 6(5tハーフ)の後継モデルとしてヒトラーが開発を指示したのが当車です。東部戦線での経験を活かし、速度を犠牲にして泥濘地などでの走行性能を優先しています。戦争末期に登場したイメージがありますが、1943年から1000両以上が生産されています。キットはCaeser Miniaturesのインジェクションです。

重国防軍牽引車(sWS) 装甲キャビンタイプ クロムウェル(1/76)

sWS Armoured Halftrack, 1-76, Cromwellmodels

 

大戦末期の主力牽引車sWSの装甲キャビンタイプです。キットはクロムウェルの1/76です。同社らしく基本形状のみの、極めてあっさりしたものでした。さすがに、そのままでは寂しいので、装備品を追加し、荷台にも少々積み込んでみました。輸送車両は、この手の作業が楽しいですね。

重国防軍牽引車(sWS)パンッアーヴェルファー42 ミリキャスト(1/76)

sWS w/ Panzerwerfer 42, 1-76, Milicast

 

sdkfz.6 5トンハーフの後継として開発された重国防軍牽引車(schwere Wehrmachtslepper)のバリエーションです。パンッアーヴェルファー42を搭載した車両としては、オペルマウルティアーの装甲版が有名ですが、これも格好良いです。いずれフィギュアとセットしてジオラマに仕立てようと思っています。

ユニック ケグレスP107 砲兵牽引車 MMS(1/76)

le. Artillerieschlepper UNIC P-107, 1-76, MMS

 

上記と同様、フランス製ハーフトラックからの派生タイプです。こちらは、より原型をとどめた牽引車タイプです。Sdkfz.250などドイツ製車両とは印象が異なりますが、ドイツ軍に編入されてさまざまなタイプに改造・利用されていますので使い勝手は良かったのでしょう。キットはMMSのホワイトメタル製です。同社はP-107派生型が充実しています。

ユニック ケグレスP107装甲車1型  MMS(1/76)

Unic P107-1, 1-76, MMS

 フランスから鹵獲したユニック・ケグレス製P-107ハーフトラックをドイツ軍仕様に装甲化したものです。1型と2型があり、これは前者。後者は溶接構造となり、かつSdkfz251のような傾斜がついています。1型は単純な形状ながらリベットが難題です。作例はエポパテで再現していますが、オーバースケールですね。MMSの1/76。こんな車両までキット化してくれて感謝! 2012/4に若干の補正を施しました。

 

ユニック ケグレスP107 Flak38搭載型 MMS(1/76)

Unic P-107 with 2cm Flak 38, 1-76, MMS

 

P-107の派生型でも異彩を放つのが、このFlak搭載タイプです。簡易装甲を施し、2cm対空砲の防楯も独特の形状をしており、非常に個性的です。いかにも現地改造車のようにみえます。実車写真はダークイエローの単色にみえますが、イメージを優先して3色迷彩としました。砲身はアルミ製に置き換えてあります。

ユニック ケグレスP107 Pak36搭載型(DEN BELS MODELS 1/72)

Unic P-107 U. 304(f) w/ 3.7cm Pak36, 1-72, DEN BELS MODELS

 

P-107の装甲化に2種類あるのは上記の通りですが、これが2型でSdkfz.251のような傾斜装甲の組み合わせになっています。本車は、これに3.7cm Pak36を搭載したバリエーション。いわば独仏混交のSdkfz.251/10といったところです。キットはオランダのDBMレジン。特徴を捉えた良いキットです。 

Leichter Reihenwerfer auf Somua MCG S307(f), 1-72, Retrokit

 

こちらはソミュアMCGハーフトラックからの派生車両です。S307(f)の名称で牽引車として利用された同車ですが、武装車両にも転用されています。ロケットランチャーや7.5cm砲搭載などが知られていますが、これは連装迫撃砲ライエンヴェルファー搭載タイプです。76にはまともなキットがないため、Retrokitの72を採用しました。メカニカルな車両を巧みに再現した好キットです。

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